12/10(火)夜|「ふりかえる」
今更ですが、先週12/2(月)に終演した、S.H Produce「鶫」について。
去年の今頃お話をいただいて、その頃僕は福井にいました。
ビジネスホテルの自分の部屋で深夜2時くらいに林さんと電話をしたのをよく覚えています。電話越しからも伝わる林さんの熱意に、この作品にかける思いを感じたのと同時に、次の日も早いので寝かせて欲しいなと思っていたことをよく覚えています。笑
僕が演劇で初めて主演をやったのが、林さんの作演出の作品でした。
経験もそんなにない自分はただひたすら夢中に稽古に打ち込んだことを覚えています。林さんも僕と全力で向き合ってくれたことを覚えています。
約9年前のことです。すっかり懐かしさ補正がされているくらい昔の話です。
それ以来、林さん作品に出ることはなかったです。
あれから林さんも僕も歳をとって、環境も状況も変化していって、別々の場所で活動していて、ど深夜にお話しをしてくれたのです。
今回のお話を受けると決めたとき、変化を見せられたら良いなと思っていました。あの頃の自分ができなかったことが今はできているとか、「違う一面を見せたい」とかそういうカッコつけというか、欲のようなものが少しはありました。
でも林さんの脚本を読ませてもらって、あの頃から変わらない林イズムがそこにはあって、なんだか嬉しくなりました(林さんは「林さんっぽい」と言われることがしっくりきていませんでした。その感じも林さんっぽかったですよ)。同時に、きっと自分も根本は変われてなくて林さんには「恭平変わらねーな」と思ってもらえたら別になんでも良いな、って思うようにもなりました。
なんだかごちゃごちゃと書きましたが、要するに久しぶりに昔の先輩の作品に出させてもらえて嬉しかったし楽しかったです。というおはなしです。
小鳥のセリフ「どう生きるか。」というのがあって、この言葉が真理だなと感じました。
一生のうちに林さんと作品を作れるチャンスってもしかしたらもうないかもしれないし(えーないの?やだよ、またオファーしてね林さん)、それはキャストさんスタッフさんみんなに対して毎回そうなのだけど、歳をとったせいかそんなことを考えちゃうんですけど、この先また一緒にできるときに恥ずかしくない自分でいたいなって思いました。「昔から変わってないなー!」が褒め言葉でありたいな、と。
わぁ。。。
林さんの話だけで1000文字以上書いた僕はなんて先輩想いなんだ。。。
座組の皆さん、最高でした。
集中稽古して劇場入りして、毎日のように長時間一緒に1つのことに打ち込んで、千秋楽が終わったらみんなそれぞれの現場に行って、なんだか今も寂しさがまだ残っています。冬だし。空気がカラッとしてるから、寂しさ感じるのかな(どういうこと?)。
ひろとくんとかまいこちゃんとかがやってた全員分書くやつやりたいけど、今更感あるし恥ずかしくなっちゃうからやめます。笑
男子楽屋を部室みたいなノリにしても怒らず笑顔で見守ってくれた諸先輩方、大好きです。
後輩たちも最高な男ばかりで嬉しすぎました。蓮ちゃんと寒空の下、公園で飲んだハイボールは美味しかったものの、本当に寒すぎて次の日まじで風邪ひくかと思ったので二度とやらないと誓います。
休憩中にくだらない話に付き合ってくれたり、役としてもあまり絡まないのにセリフ以外のやりとりで膨らませたり、芝居以外でも仲良くしてくれた女性陣にも感謝です。
そして何より、座長の寡黙にプロ意識を持って仕事に立ち向かう姿勢を見て、僕も背筋が伸びました。
またみなさんとご一緒できますように。
僕も次に向かって進みます。
今はひたすら、来月のおぶちゃLIVEのことを考えてます。
セットリストとか、どんな内容にしようかとか、1つずつを繋げていく作業が相変わらずなれなくて難しくて楽しいです。
「おぶちゃ#10」のこともじわじわと考えているところです。好きなことやれる時間は幸せだ!
そんな感じ。ブログ書くの楽しいね。
では!
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